さどのめだまにおどろくまよけ
佐渡の目玉に驚く魔除け
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 1月6日の夜は悪魔が訪れるといい、門口に逆さの箒とトウガラシ、籾通しを下げて目の多い悪魔だと驚かせ追い返す魔除けをした。
- 細部
- 正月六日の夜は悪魔が家々を訪れる晩だと考えられており、夕方になると各戸の門口で決まった魔除けの支度が行われた。まず箒を逆さに立て、そこにナンバン、つまり唐辛子を突き刺しておく。さらに籾通しという農具を吊るしておくのも欠かせない手順である。これは、ヨタ神様と呼ばれる悪い神がやってきたとしても、無数の穴が開いた籾通しを見るなり、目玉がたくさんある恐ろしい悪魔がいると思い込んで驚き、そのまま逃げ帰ってしまうという理屈にもとづいている。実際の姿を見せずとも、異形を連想させる道具ひとつで災いを遠ざけようとする、民間の魔除けの知恵のひとつといえる。
- 広まり方
- 『新潟県史 資料編23 民俗2』(1984年)所収、大竹信雄「大正月:六日年越」に記録がある。
- 地域
- 新潟県佐渡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ