からつのしめなわでふせぐあくま
唐津の注連縄で防ぐ悪魔
国内
儀式・遊び
- どんな話か
- 秋祭りには注連縄で悪魔の侵入を防ぐ習わしがあり、霧にまぎれて遺骸を奪われた僧の伝承も残る。
- 細部
- 唐津市鎮西町には、11月の秋祭りの際に村境の道へ注連縄を巡らせ、御札を掲げる習わしが残る。これは悪魔が村に入り込むのを防ぐためとされる。また、かつてカオンという名の僧がおり、葬儀を執り行っていた最中に濃い霧で周囲が見えなくなった隙をつかれ、遺体を悪魔にさらわれてしまったという出来事があった。これを僧の法力不足によるものと見た檀家たちは寺そのものを廃してしまい、僧は寺の跡に小さな住まいを構えて暮らし続けた。後にこの僧が葬られた場所が、カオン墓と呼ばれるようになったと伝わる。
- 広まり方
- 1968年の『民俗採訪』所収、國學院大學民俗学研究会「佐賀県東松浦郡鎮西町打上」に記録がある。
- 地域
- 佐賀県唐津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ