くろづかのあっき
黒塚の悪鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 熊野の僧祐慶が安達ヶ原で正体を見破った悪鬼を法力で祈り殺し、黒塚に埋めたという二本松の伝説。
- 細部
- 二本松市に伝わる黒塚伝説。熊野那智からやってきた祐慶なる僧侶が、旅の末に奥州の安達ヶ原へたどり着き、人家もまばらな野中の一軒家に一夜の宿を求めた。寒い夜、家の婆さまが芝を取りに出かけた隙に、僧は決して見てはならぬと言われていた部屋を覗いてしまい、そこに積まれた白骨の屍を見つけて驚き逃げ出す。正体を知られた婆さまは悪鬼となって追いかけてきたが、僧は背負っていた仏の法力によってこれを祈り殺すことができた。この悪鬼を埋めたとされる場所が黒塚であり、婆がこもっていたという岩屋も今に伝わっている。
- 広まり方
- 1967年の『福島県史 24 民俗2』所収、和田文夫の長者伝説・その他の記録による。
- 地域
- 福島県二本松市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ