あかおに
赤鬼
国内
未確認生物
- どんな話か
- 百本の刀を打つ間は鍛冶場に近づくなと命じた刀鍛冶の仕事場を家人が覗くと、赤鬼青鬼が相槌を打っていた。
- 細部
- ある刀鍛冶が百本もの刀を献上する大役を引き受け、仕事に取りかかるにあたって、七日間は誰も鍛冶場に近づいてはならないと家の者に厳しく言い渡した。ところが仕事のあいだ、金づちで打ち合う相槌の音がどうにも不思議なほど響いてくるので、家の者が言いつけを破ってこっそり中をのぞいてしまう。すると赤鬼と青鬼が呼吸を合わせて相槌を打っており、主人は真っ赤に焼けた鉄をなんと口にくわえたまま打ち続けていた。覗かれたことに気づいたのか、相槌の音はふっと止み、鬼たちの姿もそのまま消え去ってしまったという。
- 広まり方
- 1997年刊『東北民俗』所収、小野寺正人「北上山地の鬼地名と伝説」に記録がある。
- 地域
- 宮城県登米市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ