あかんぼうのこえ
赤ん坊の声
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 炭焼きの最中だけ聞こえた赤子の泣き声を聞いた二人が、帰宅後すぐに揃って死んだという話。
- 細部
- 昭和二十年ごろ、二人連れで山へ炭を焼きに入った。一日作業を続けていると、どこからともなく赤子の泣く声が届く。奇妙なことに、手を止めて休んでいるあいだは何も聞こえず、また働き始めると聞こえてくるのだった。二人はそのまま家へ帰ったが、揃って病みつき、一日も経たないうちに亡くなってしまったという。守子の祟りとして語り継がれてきた類の話で、労働の音に紛れて現れる声という点が印象に残る。
- 広まり方
- 1989年刊『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』の口頭伝承編、世間話の章にある守子のたたりの項に収められている。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ