あかなのばあさん
赤菜の婆さん
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- どんな野菜も赤く染める術を使い百姓を脅して暮らしていた婆さんが、見放された末に全作物を赤くする呪いをかけて死んだ。
- 細部
- 昔、ある魔法使いの婆さんが住んでおり、どんな野菜であろうと真っ赤に染め上げてしまう術を心得ていた。この術を盾に百姓たちを脅しては米や味噌を差し出させ、生計を立てていたという。しかしやがて誰からも相手にされなくなってしまうと、婆さんは腹いせにこの土地のあらゆる作物を赤く染める呪いをかけ、血を吐いて息絶えた。困った村人たちは神主に頼んでお祓いをしてもらったが効き目はなく、その後は赤く染まった作物しか実らなくなってしまったと伝えられている。
- 広まり方
- 1934年の『旅と伝説』所収、加藤嘉一「赤菜の婆さんの話」に記録がある。
- 地域
- 栃木県茂木町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ