あいぬじんたちのれい
アイヌ人たちの霊
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 明治の水害で埋もれたアイヌ人の墓を弔う者がなくなり、霊が夜な夜な小豆を洗う音を立てたため、地蔵を建てて音が止んだという。
- 細部
- 古宿にある家の前には、アズキ洗い地蔵と呼ばれる地蔵が立っている。もとこの場所にはアイヌの人々の墓があったが、明治40年に起きた大水害で墓ごと埋没し、その跡は畑地となった。弔う人がいなくなった霊たちは供養を求めてか、夜になると小豆を洗うような不思議な音を立てるようになったという。そこで、音がするその土地に地蔵を建てて祀ったところ、以後は小豆を洗う音が聞こえなくなったと伝わる。
- 広まり方
- 『小形山の民俗』1970年刊、都留文科大学民俗学研究会の調査記録(第九章 信仰 三、伝説)に記されている。
- 地域
- 山梨県都留市
- 年代
- 明治時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ