あぶらなせ
油なせ
国内
呪物・呪い
- どんな話か
- 油を粗末に使うと現れて返済を迫ったという怪異で、病死した次男の化けた姿だとも言われる。
- 細部
- ある家で油を粗末に扱うと、たちまち何者かが現れて「アブラナセ」と声をかけてきたという。これは「油を無駄にした分を返せ」という意味だと解釈されている。この声の主は、その家で病により亡くなった次男が化けて出たものだとも語られており、生前の戒めが死後もなお家人を律する怪異として伝わっている。物を粗末にしないという教えが、怪異という形で家々に根付いていたことがわかる。
- 広まり方
- 1921年刊『越後三條南郷談』所収、外山暦郎の記述に基づく。
- 地域
- 新潟県三条市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ