あぶらぼう
油坊
国内
未確認生物
- どんな話か
- 春の終わりから夏にかけて夜に現れる怪火で、炎の中に僧の姿が見えることからこの名があるという。
- 細部
- 油坊と呼ばれるのは、春の末から夏の時季にかけて、夜になると姿を見せる怪しい火である。燃える炎のうちに僧形が浮かんで見えることが多く、その見え方から名が付いたとされる。由来としては、比叡山にいた僧のうち灯明用の油を盗んだ者が、後にこの火へ変じたのだと語られている。寺の灯りに使うべき油を私したという罪が、そのまま夜を照らす火の姿として現れるという理屈になっており、怪火の説明譚として整っている。
- 広まり方
- 1939年の『民間伝承』に載った柳田國男「妖怪名彙(六)」に取り上げられている。
- 地域
- 滋賀県野洲市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ