ぜんちょうのぞくしん
前兆の俗信
国内
語れない話
- どんな話か
- 足裏のかゆみや飾り餅の割れ、鼠の失踪、釜鳴りなどを吉凶の前触れと読む言い伝え。
- 細部
- 何かの起こる前触れを日常の小さな異変から読み取る俗信が集められている。足の裏がむずがゆくなるのは見知らぬ客の訪れる知らせだという。正月に供えた飾り餅にひびが入れば、その年の作物はよく実る。鼠が家から姿を消したときは火事が起こるとされた。釜が鳴るのは財を得る兆しだという。身近な現象を吉凶の記号として扱う体系で、鼠の話のように、生き物の行動の変化を災いの予告と結びつける発想が含まれている点が興味深い。
- 広まり方
- 1938年の『民間伝承』所収、佐伯隆治「前兆」に記録がある。
- 地域
- 長野県長野市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ