いといがわのはちになるゆうこん
糸魚川の蜂になる遊魂
国内
語れない話
- どんな話か
- 寝ている男の鼻から魂が蜂の姿になって抜け出し、遊び回る様子を本人はただの夢として体験したという話。
- 細部
- ある男が眠っている間に、その魂が一匹の蜂となって鼻から抜け出し、あたりを自由に飛び回って遊んでいたのだという。眠っていた本人はその一部始終を、ただの夢として体験していたにすぎなかった。魂が虫の姿を借りて身体を離れ、眠っている当人には夢として映るという、遊魂信仰に連なる話として伝えられている。人が眠るあいだに魂だけが肉体を抜け出してあちこちをめぐり歩き、目覚めたときにその記憶が夢として残るのだという考え方は、各地の昔話にもたびたび顔をのぞかせる発想である。
- 広まり方
- 1973年の『日本民俗学』所収、水沢謙一「遊魂信仰と『夢の昔話』」に記録がある。
- 地域
- 新潟県糸魚川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ