つきにかんするぞくしん
月に関する俗信
国内
語れない話
- どんな話か
- 三日月が立って出れば帆かけ船といって漁があり、横に平たく出ればしけ月で、拝めなければ悪月とされる。
- 細部
- 三日月の見え方から漁の吉凶を占う俗信が伝わっている。三日月が縦に立った形で見えるときは帆かけ船といい、漁があるとされる一方、横に平たく寝たような形で見えるときはしけ月といって荒天の兆しとされた。また、三日月をその日のうちに拝むことができなければ、その月は悪月であると判断されたという。月の傾き一つで漁の吉凶を占うという発想は、星に関する俗信ともあわせて漁村の天文知識の豊かさを物語っている。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史 第23巻 民俗1』所収、和田文夫による平市薄磯漁村民俗誌の信仰と船の禁忌の項による。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ