つがさす
ツが差す
国内
語れない話
- どんな話か
- 富山市では不吉な予感を「ツが差す」と呼び、空襲警報解除後の夜にそれを感じて難を逃れた話が伝わる。
- 細部
- 富山市では、虫の知らせのような不吉な予感がすることを「ツが差す」と表現していた。戦時中、空襲警報がいったん解除されて人々が眠ろうとした夜、ある人が「ツが差す」と感じて眠らずにいたところ、その晩のうちに大規模な空襲があったという。警報が解除された安心感の裏で予感だけが的中した出来事として語り継がれ、単なる言葉にとどまらず実際の出来事と結びつけて伝えられている点が特徴である。
- 広まり方
- 1998年の『とやま民俗』所収、廣瀬誠「母たちからの伝承」に記録がある。
- 地域
- 富山県富山市
- 年代
- 昭和
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ