たいかのぜんちょう
大火の前兆
国内
語れない話
- どんな話か
- 天明の大火の前年、畿内近国から連日数千人もの人々が禁裏の周りを巡り歩き、後にこれが大火の前兆だったとみなされた。
- 細部
- 京都御所を焼き尽くした天明の大火が起きる前年のこと、畿内やその周辺国から日々数千人という規模の人出があり、御所の四方をぐるりと巡り歩く行為が連日のように繰り返されたという。これほど大勢が理由もなく御所の周りに集まり歩き回る様子は当時としても尋常でなく、後になってから振り返ると、これは翌年に都を襲う大火を告げる予兆だったのではないかと人々の間で語られるようになった。個々の参詣者に特別な意図があったわけではなく、群衆行動そのものが不吉な前触れとして記憶された点が特徴的である。
- 広まり方
- 日本随筆大成第二期1974年収録、柳原紀光「閑窓自語」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ