はなぞののむこうからよばれたはなし
花園の向こうから呼ばれた話
国内
語れない話
- どんな話か
- 山道で花園に迷い込んだ大工は死んだ兄に呼ばれ続け、冷たい水を飲んでようやく我に返ったという。
- 細部
- ある大工が山道を歩いているうちに、いつのまにか花の咲く庭に立っていて、そこで死んだ兄が自分を呼んでいた。追いつこうとしてもいつまでたっても近づけずにいたところ、冷たい水を飲んだ拍子に周囲が元の景色に戻ったという。その際、担いでいたはずの道具箱や道具は結局見つからなかった。別の男の場合は、写真館の主人が脳卒中で倒れる数日前から、毎晩花園の向こうに死んだ兄と父がいて自分を呼ぶが、どうしてもそちらへ行けないという夢を見続けたと語られている。
- 広まり方
- 1990年刊『福島の民俗』所収、和田文夫の「花園の向こうから呼ばれた話」に記録がある。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ