せいかつにかんするいげ
生活に関するイゲ
国内
語れない話
- どんな話か
- イゲ(穢れ)を負う者は忌避され、葬式団子を懐に入れた人がいる側だけ蒸籠の餅米が蒸し上がらなかったという。
- 細部
- 勝山市では、イゲと呼ばれる穢れを負った者は様々な禁忌を守らなければならないとされていた。とりわけ出産や死にまつわるイゲを負った人は忌み嫌われる存在だったという。あるとき、葬式のときに配られる団子を懐に入れたまま囲炉裏のそばに座っていた人がいたが、蒸籠にかけていた餅米のうち、その人の側の部分だけがいつまでたっても蒸し上がらないということがあった。不思議に思ってその人にいったん席を外してもらったところ、間もなく餅米はきちんと蒸し上がったといい、イゲを負った者の存在そのものが物事に影響を及ぼすと考えられていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1944年の『民間伝承』所収、石畝弘之「生と死のイゲ」に記録がある。
- 地域
- 福井県勝山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ