おと
音
国内
語れない話
- どんな話か
- 土蔵で毎晩響く物音の正体は「金の母」であり、山から聞こえる「おぶされたい」との叫びに応じると黄金を授かるという話。
- 細部
- 角館附近に伝わる、正体不明の物音にまつわる話を二つ束ねたものである。ひとつは、土蔵の奥から「ガラーン、ドンドン」という恐ろしい音が繰り返し響くというもので、勇気のある者が思い切って入ってみると、そこにいたのは「金の母」と呼ばれる存在だったという。もうひとつは、毎晩のように山のほうから「おぶされたい」と訴えるような叫び声が聞こえるというもので、勇者がその声のもとへ向かい、重たい何かを背負って持ち帰り、家の土間に置いてたらいをかぶせておいたところ、翌朝には黄金の塊に変わっていたと伝えられる。
- 広まり方
- 1938年の『旅と伝説』所収、武藤鐵城「音と民俗(秋田県仙北郡角館附近)」に記録された話である。
- 地域
- 秋田県仙北市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ