むぎ
麦
国内
語れない話
- どんな話か
- 寛政2年、備後深津郡で空から麦や蕎麦が降り、翌年は深刻な飢饉となったという凶兆譚。
- 細部
- 備後国深津郡、現在の福山市にあたる地域で、寛政2年に空から麦や蕎麦のようなものが降ってくるという出来事があった。落ちてきたものを拾い集めて確かめた者によれば、見た目は本物の穀物とほとんど変わらなかったという。この出来事があった翌年、この地方は深刻な飢饉に見舞われることになった。『日本書紀』や中国の古い史書にも似た類の記述があるといい、天から穀物や異物が降った後には必ず凶作の年が訪れるものだと当時は語られていたという。
- 広まり方
- 1975年刊『日本随筆大成第一期』所収、菅茶山「筆のすさび」に記録がある。
- 地域
- 広島県福山市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ