かげ
影
国内
語れない話
- どんな話か
- 影を失った男が物知りの助言で衣装入れを矢で射ると、中に妻と密通し夫を狙っていた男が隠れていたという説話。
- 細部
- 与那国島比川に伝わる話で、ある男が自分の影が無くなっていることに気づき、物知りに相談したところ、8月15日に豆餅などを供えたうえで自分にとって一番大切なものを矢で射よと告げられた。最も大切なものを射るには忍びなかったため、次に大切な衣装入れを射たところ、中に男が潜んでおり矢が命中した。実はこの男は妻と密通しており、隙を見て夫を殺そうと待ち構えていたのだという。影が消えるという異変が、隠れた危険を暴く前兆として語られている。
- 広まり方
- 1977年の『名古屋民俗』に掲載された伊藤良吉「沖縄・与那国島比川の説話(1)」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県与那国町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ