じんせい
人声
国内
語れない話
- どんな話か
- 文政2年3月、備後深津郡引野村の百姓宅の榎の根元から人の声がする怪異が20日ほど続いたという。
- 細部
- 儒学者の菅茶山が語ったところによると、文政二年(一八一九)の三月、備後国深津郡引野村に住む百姓・仲介の屋敷に植わっていた榎の木の根もとから、人の声のような音が聞こえてくる出来事があった。その声は数キロメートル四方にまで届くほど大きく響き、昼間はおとなしく静まっているのに、夜になると一晩じゅう鳴りやまなかったという。このような状態がおよそ二十日にわたって続いたと伝えられている。
- 広まり方
- 1979年の『続日本随筆大成』に収録された広瀬旭荘「九桂草堂随筆」に記録がある。
- 地域
- 広島県福山市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ