いとまごい
いとまごい
国内
語れない話
- どんな話か
- 朝早くから友人や親類を訪ね歩いた老女がその夜に急死し、いとまごいをして回ったのだと噂されたという。
- 細部
- 檜枝岐村のある老女が、朝早くから友人や親類の家々を次々に訪ねて歩いたことがあった。ところが、その日の夜になって老女は突然この世を去ってしまったという。この出来事を知った村人たちは、あの朝の訪問はいとまごい、つまり別れの挨拶をして回っていたのだろうと噂し合ったと伝えられている。死の間際になって示された行動を、後から振り返って予兆として読み解く民間の解釈のあり方を示す話である。
- 広まり方
- 1964年の『福島県史』第23巻民俗1所収、岩崎敏夫・和田文夫・山口弥一郎「会津檜枝岐村民俗誌」の予兆・卜占の項に記されている。
- 地域
- 福島県檜枝岐村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ