ふねにかんするぞくしん
船に関する俗信
国内
語れない話
- どんな話か
- 船上では死者を意味する「ぼく」と血の忌みを意味する「ちみ」という言葉が忌み言葉として避けられるという。
- 細部
- 船の上では「ぼく」と「ちみ」という言葉を口にすることが嫌われている。「ぼく」は死んだ人を指す言葉であり、「ちみ」は血忌みの「忌み」を意味する言葉で、それぞれ一週間にわたる穢れの期間を伴うとされる。死や血にまつわる穢れの概念が、船という閉ざされた空間の中で特に強く忌み言葉として扱われている例であり、口にする言葉一つにも慎重さが求められていたことがうかがえる。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史 第23巻 民俗1』所収、和田文夫による平市薄磯漁村民俗誌の信仰と船の禁忌の項による。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ