いといがわのうみからとぶあおいひだま
糸魚川の海から飛ぶ青い火玉
国内
語れない話
- どんな話か
- 海で亡くなった人の魂が青い火玉となって陸へ飛んでくるとされ、水難事故のたびに同じ現象が見られたという。
- 細部
- 糸魚川の沿岸では、ひどい雨の晩に沖で船が難破し、十数人が命を落としたことがあったという。その時、亡くなった人々の魂が青い色をした火の玉となって、いくつも陸のほうへ飛んでくるのが見られたと伝わる。村で水難事故が起きるたびに、やはり青い火の玉が海から陸をめざして飛んでくる現象が繰り返し目撃されてきたのだという。実際に、舟に乗っていて波にのまれて亡くなったサクエモンジサという人物のときにも、青い火の玉が陸へ向かって飛んできたと語り伝えられている。
- 広まり方
- 1982年刊『新潟県史 資料編22 民俗1』所収、水沢謙一による第6編第2章第3節「5 霊魂」の記述に基づく。
- 地域
- 新潟県糸魚川市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ