いわきのみなといっせいきゅうりょうのたたり
いわきの港一斉休漁の祟り
国内
語れない話
- どんな話か
- あんば様は外に出たがる神とされ、船に祀られると港全体が休漁になり、掟を破ると祟りがあるという。
- 細部
- あんば様は漁業者が信仰する神で、舟玉十二社のひとつ大杉大明神にあたるとされる。この神は外へ出たがっているのに出してやらないと不漁を招くと言われ、祀られた小祠には赤と白の幣が納められている。あんば様が飾られた港では船を一艘も出せない休漁となり、この掟を破ると人を死なせかねない大事件を起こしたり、網ごと大きな損失を出したりするといい、これはあんば様の祟りだとされた。不漁や大漁で個々の船が休むのとは違い、あんば様の日は港のすべての船が一斉に休む点が特徴である。また肉類を嫌う一方、鮫や鯨は好むという説もあるが確証はないという。
- 広まり方
- 1939年刊『民間伝承』所収、山口彌一郎による磐城地方の「あんば様」資料に基づく。
- 地域
- 福島県いわき市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ