ほあきんむりえたのくびなしゆうれい
ホアキン・ムリエタの首なし幽霊
The Headless Ghost of Joaquin Murrieta
国外
人型の怪異
- どんな話か
- ゴールドラッシュ時代の伝説的無法者ホアキン・ムリエタが討伐された際に切り取られ瓶詰めにされた首は行方不明のままで、彼の首なし幽霊が今も金鉱地帯を馬で駆け「首を返せ」と叫びながらさまようと語られている。
- 細部
メキシコ系の無法者ホアキン・ムリエタは1853年7月25日、カリフォルニア・レンジャー隊との銃撃戦で殺されたとされ、本人確認の「証拠」として遺体から首が切り取られアルコール漬けにされ見世物にされた。もっとも、殺されたのが本当にムリエタ本人だったのかは当時から疑問視する声があり、1879年には彼の妹が「展示されていた首は兄のものではない」と証言したとも伝わる。
首は1865年前後からカリフォルニア各地で見世物として巡回展示されていたが、1906年のサンフランシスコ大地震による火災で行方不明になった。討伐直後から新聞や1854年出版の伝記的小説で「メキシコ系のロビン・フッド」的英雄像が形成され、今日でも「首を返せ」と叫びながら金鉱地帯を彷徨う首なしの幽霊の話が語り継がれている。
- 広まり方
- 首の行方不明という実際の出来事と、当時から疑問視されていた本人確認の曖昧さが相まって、金鉱地帯を彷徨う首なしの幽霊という怪談が現在まで語り継がれ、Legends of Americaなど複数の西部史解説サイトで紹介されている。
- 地域
- アメリカ合衆国カリフォルニア州中部(ゴールドラッシュ地帯)
- 年代
- 19世紀(1853年)
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ