らいむんでぃーた
ライムンディータ
Raimundita (Palacio de Linares ghost)
国外
人型の怪異
- どんな話か
- マドリードの貴族の館に伝わる噂。館の主人夫妻は実は異母兄妹で、生まれた娘を隠して育てたのちに死なせたとされ、その娘の霊が「ライムンディータ」として館をさまようという。1990年前後のテレビの心霊企画で全国的に有名になった。
- 細部
マドリードのシベーレス広場に建つリナーレス宮殿(現在はカサ・デ・アメリカ)には、19世紀の当主ホセ・デ・ムルガと妻ライムンダ・デ・オソリオが実は異母兄妹であり、その事実が結婚後に判明したもののローマ教皇から純潔を条件に同居の特免を受けて夫婦であり続けたところ、禁を破って生まれた娘ライムンディータを、醜聞を隠すために死なせた(あるいは壁に塗り込めた)、という噂が古くから伝えられている。
その娘の霊が今も夜になると子供の泣き声や笑い声として現れると訪問者や職員の間で語られてきた。1990年の館の改修工事の際に警備員が物音や人影を報告したことをきっかけに、心理学者カルメン・サンチェス・デ・カストロらの調査チームが録音した心霊音声(サイコフォニー)がスペインの民放テレビで放送され、社会的な話題となった。しかし研究者アルバロ・マルティンの調査により、当時の侯爵夫妻に子供がいなかったことは歴史資料上明らかであるとされ、伝説には史実の裏付けがないと結論づけられている。
- 広まり方
- 貴族の醜聞をめぐる噂として口伝えで広まっていたものが、1990年前後のテレビの心霊企画をきっかけに全国区の有名な怪談として定着した。
- 地域
- スペイン・マドリード
- 年代
- 近代(噂の起源19世紀、1990年代にテレビで話題化)
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ