えきびょうのおとめ
疫病の乙女
Plague Maiden
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 疫病が町を襲う前触れとして現れるとされる、赤い布を持った女性の姿をした死の予兆。
- 細部
- 疫病の乙女は、ポーランドとリトアニアの民話に伝わる存在で、ペストが町を襲う直前に姿を現すとされる。赤く染まった、あるいは血に濡れた手ぬぐいを家々の戸口で振りかざす老いた大女として語られることが多く、白い衣に燃えるような輪飾りをまとう姿で描かれることもある。ある俗謡では、イエスと聖母の名を刻んだ剣でこの乙女を討ち取り、手ぬぐいを奪った男の話が伝わっており、彼とその一族は命を落としたものの、その後その町は二度と疫病に見舞われなかったとされる。詩人アダム・ミツキェヴィチの作品にも言及がある。
- 広まり方
- 疫病が繰り返し流行した地域で口伝えに広まり、俗謡や文学作品にも取り入れられた。
- 地域
- ポーランド・リトアニア
- 年代
- 伝承時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ