おらんみにゃっく
オラン・ミニャック
Orang Minyak (The Oily Man)
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 全身を油やグリースで覆い、夜間に若い女性を襲うとされるマレー世界の怪人。実際の性犯罪の犯人像として長年語られてきた。
- 細部
- シンガポールの新聞ビリタ・ハリアンが1957年10月に報じたのが最初の記録とされる。当初は整髪油を全身に塗った男とされていたが、時代とともにココナッツオイルとすす、さらには映画では原油を身にまとう姿へと描写が変化していった。すべりやすい体で捕まえられず壁や塀を乗り越える力を持つとされ、黄色い犬に変身するという話も伝わる。ポンティアナックやトゥユルと異なり、それ以前の古いマレーの伝承には見られない比較的新しい怪異とされる。
- 広まり方
- 新聞報道をきっかけに広まり、1958年の映画化以降マレーシアの大衆文化に定着した。2005年にはクアラルンプール病院付近で油まみれでナイフを持つ男が看護師を襲おうとしたという報道、2012年にはセランゴール州ゴンバクでの目撃情報が伝えられるなど、現在も実際の事件の噂と結びついて語られ続けている。
- 地域
- マレーシア・シンガポール
- 年代
- 20世紀半ば(1957年の新聞報道が起源)
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ