ないと・どくたー
ナイト・ドクター
Night Doctors
国外
人型の怪異
- どんな話か
- アメリカ南部のアフリカ系住民の間で語られた、夜間に人をさらって解剖実習用に使うとされる医師や医学生の伝承。
- 細部
- 医学校での解剖用遺体の不足を背景に、実際に起きていた墓荒らしや人体実験への恐怖が土台になっているとされる。特定の実例として語られてきた出来事もあり、恐怖の伝承に一定の現実味を与えてきた。ナイト・ドクターは別名も多く、黒人を解剖用に殺すことも辞さないと信じられた。南部の医学校は黒人の遺体を墓荒らしや奴隷所有者から入手することが多く、1882年にはフィラデルフィアの黒人墓地で、遺体を掘り出し医学校へ売る事件が発覚した。『Journal of American Folklore』は1896年、この話が黒人の夜道歩きを危険視する意識と結び付いていたと記録している。
- 広まり方
- 奴隷制時代からの口伝えとして南部のコミュニティ内で世代を超えて語り継がれた。
- 地域
- アメリカ
- 年代
- 18世紀後半〜19世紀
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ