なわる
ナワル
Nahual (Nagual)
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 呪術師が満月の夜などに動物(ジャガーやコヨーテ、犬など)へと姿を変え、盗みや悪事を働くとされるメソアメリカ広域の変身譚。
- 細部
- ナワルという語は、人が生まれながらに持つとされる守護動物としての意味と、実際に動物や物、炎、雷雲などの自然現象へ変身する能力を持つ呪術師本人を指す意味の両方で使われる。後者の伝承では、満月の晩などに動物へ変身した人物が家畜を襲ったり、盗みを働いたり、時には人を欺いたり殺めたりすると語られる。アステカでは戦いと生贄の神テスカトリポカがジャガーやコヨーテへの変身能力を持つ神格とされ、シャーマンや呪術師はナワルとの結びつきによって鷹の視力や狼の嗅覚といった特殊な力を得るとも信じられてきた。
- 広まり方
- ナワ、マヤ、サポテカなど複数の先住民文化圏で独自の解釈を伴いながら伝えられ、今日でも一部の農村地域では実在する脅威として語られている。
- 地域
- メキシコ中央部・南部の先住民地域全般
- 年代
- 先スペイン期(アステカ・マヤ・サポテカ)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ