まりあまきりん
マリア・マキリン
María Makiling
国外
人型の怪異
- どんな話か
- ラグナ州マキリン山に住むとされる女神(ディワタ)で、山の恵みを守りながら、時に人間の男性に恋をしては傷心のまま山奥へ姿を消すという伝説上の存在。
- 細部
- スペイン植民地化以前は嵐や洪水、地震を鎮める神「ダヤン・マサランタ」として崇められていたとされ、キリスト教化の過程で「マリア」の名が付け加えられたと考えられている。病人を癒し、迷った旅人を導き、貧しい者の戸口に食べ物を置くなど人々を助けたとされる。人間の男性と恋に落ちるが、その男が里の女性と結婚したことを知って深く傷つき、以後山の恵みを人間に与えなくなったという悲恋の逸話が広く語られる。
- 広まり方
- ラグナ州周辺の口承として代々伝えられ、山を擬人化したフィリピンの山岳女神信仰の代表例として、マリア・シヌクアン(アラヤット山)やマリア・カカオ(ラントイ山)と並び称される。
- 地域
- フィリピン・ラグナ州マキリン山
- 年代
- 不明(スペイン以前からの伝承)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ