めるじーなとるくせんぶるくけんこくでんせつ
メルジーナとルクセンブルク建国伝説
Mëlusina (Luxembourg founding legend)
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 建国者ジークフリート伯が妻メルジーナの入浴中の秘密を覗いてしまい、彼女が姿を消してしまったという、ルクセンブルク市の成り立ちを語る建国伝説。
- 細部
963年にボックの岩山に城を築いたとされる伯爵ジークフリートは、美しい人魚メルジーナと出会い恋に落ちて結婚するが、彼女は「毎週土曜日は一人にして詮索しないこと」という条件を出す。長年その約束は守られたが、ある時ジークフリートは我慢できずに寝室を覗いてしまい、彼女の下半身が魚の尾になっているのを目撃する。秘密を知られたメルジーナは姿を消し、二度と戻らなかったとされる。
結末は伝承によって異なり、崖からアルゼット川へ身を投げたとする話や、足元に開いた裂け目に消えたとする話などが並存する。フランス・リュジニャンの妖精メリュジーヌ伝説と同じ「覗き見の禁忌」を核にしながら、舞台がルクセンブルク市の谷グルントに置き換えられ、同市の成り立ちを説明する建国神話として親しまれている。
- 広まり方
- リュジニャン起源の中世メリュジーヌ伝説がルクセンブルクの地理と結び付けられる形で土着化し、建国伝説として市民に語り継がれてきた。
- 地域
- ルクセンブルク ルクセンブルク市(ボック岩・アルゼット川)
- 年代
- 中世
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ