らり
ラリ
Lalli
国外
人型の怪異
- どんな話か
- キリスト教宣教に来た司教ヘンリクを殺害したとされ、その後も怪異な最期を迎えたと語られるフィンランドの伝説的な農民。
- 細部
- 12世紀半ば、農民ラリの留守中に司教ヘンリクが食料を持ち去った(代金は置いていったとされる)ことに激怒したラリが、凍った湖ケイリヨンヤルヴィで斧を使い司教を殺害したとされる。伝承ではその後ラリに恐ろしい報いが訪れたとされ、司教のミトラ(司教冠)を奪って被ると頭に張り付いて離れなくなり、無理に引き剥がそうとして頭皮ごと剥がれてしまったという話や、後年ネズミの大群に追われて木に登り、そのまま水辺に転落して溺死したという話が伝わる。この物語の主な出典は13世紀に成立したとされるフィンランドの民間叙事詩「ヘンリク殺害の歌」で、歴史的事実かどうかは研究者の間でも議論が続いている。
- 広まり方
- フィンランドの中世キリスト教化を語る伝承として世代を超えて口承・記録され、現在もフィンランドの建国神話的なエピソードとして紹介される。
- 地域
- フィンランド・ケイリヨンヤルヴィ湖畔
- 年代
- 12世紀
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ