りんいふぁんふぁっはのみずうみのきふじん
リン・イ・ファン・ファッハの湖の貴婦人
Lady of the Lake of Llyn y Fan Fach
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 湖から現れた美しい女性が青年に嫁ぐも、約束を破られて湖に帰ってしまい、残された息子に伝説の医術を授けたという、ウェールズの湖の妖精花嫁譚。
- 細部
- 湖畔で出会った女性は、「理由なく3回叩かれたら湖に戻る」という条件で青年との結婚を承諾する。青年は馬のことで妻をたしなめようとして触れる、結婚式で泣いた妻に触れる、葬式で笑った妻に触れるというかたちで約束を破ってしまい、3度目についに彼女は牛などの家財ともども湖に消えてしまう。しかし彼女は長男リウェリンに薬草の知識を授け、その子孫が「ミッダヴァイの医師たち」として実在した医師の家系になったと伝えられる。最初の記録は1808年、地誌学者リチャード・フェントンの日記に見られ、1821年の雑誌記事、1861年の書籍を通じて広まった。
- 広まり方
- 地元カーマーゼンシャー地方の口承から、19世紀の紀行文や出版物を通じてウェールズ全体、さらには英語圏の妖精譚集にも広まった。
- 地域
- ウェールズ・カーマーゼンシャー州リン・イ・ファン・ファッハ
- 年代
- 文献記録は19世紀(1808年)、伝承の設定は12〜13世紀
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ