ら・さよな
ラ・サヨナ
La Sayona
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 夫の浮気を疑って夫と母を手にかけた女が母親に呪われ、以来女たらしの男を誘惑しては正体を現して襲うベネズエラの伝承。
- 細部
- 嫉妬深いカシルダという女性が、夫と自分の母親が関係を持っていると思い込んで二人を殺害し、死にゆく母親から永遠に「サヨナ」であれと呪いをかけられたのが始まりとされる。「サヨナ」の名は彼女がまとう黒い衣(サヤル)、あるいは「罰する者」を意味する「サヨン」に由来するという。長い黒髪の美しい女性の姿で女たらしの男に近づき、魅力的な貴婦人のように振る舞って誘惑した後、恐ろしい本性を現して襲いかかる。犬や狼に変身して獲物を追うとも言われる。安らぎのない魂となって彷徨い続け、不貞を働く男たちを誘惑しては最後には命を奪うとされ、不貞や不誠実な関係への戒めという教訓的な役割を持つ伝承として語り継がれている。
- 広まり方
- ベネズエラのリャノス地方発祥とされ、ベネズエラ全土の口承文化として世代を超えて伝わっている。
- 地域
- ベネズエラ・リャノス地方
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ