りんとうしゃ
林投姐
Lín Tóu Jiě
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 恋人に財産を騙し取られてリントウの木で首を吊った女性の霊が、その後も台南で人を化かし続けたという、台湾四大奇案の一つに数えられる女性の怨霊譚。
- 細部
- 清の道光から咸豊年間にかけて、台南の鹽水から嘉義の布袋にかけての地域を舞台にした伝説。最も広く伝わる筋書きでは、夫と死別した寡婦・李昭娘が夫の友人であった周亞思に言い寄られて財産を騙し取られた末に見捨てられ、絶望してリントウ(林投)の木で首を吊り、死後もこの世に未練を残して怨霊となったとされる。夜な夜な店先に現れて買い物をするが、翌朝には支払った銀貨が紙銭に変わっていたといった怪異が語られ、後には自分を騙した相手への復讐譚や、残された子供の行く末を巡る悲劇的な後日談が付け加えられて物語が膨らんでいった。1972年に連曉青が編纂した『臺灣四大奇案』に収録されたことで、台湾を代表する怪談の一つとして広く定着した。
- 広まり方
- 台南地域の口承伝説として清代から語り継がれ、1972年の説話集への収録を経て台湾全土に知られる代表的な怪談となった。
- 地域
- 台湾・台南市
- 年代
- 清代(道光咸豊年間)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ