とらやぬすのさばき
トラヤヌスの裁き
Justice of Trajan
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 遠征前の皇帝トラヤヌスが息子を殺された母親のため裁判の時間を割いたという、古代ローマの逸話。
- 細部
- ローマ皇帝トラヤヌスにまつわる逸話で、ダキア戦争への出征準備で多忙な最中、息子を殺された母親から裁きを求められた皇帝が、帰還後まで待つよう告げたところ、母親から「もし帰らなかったら」と問われて考え直し、その場で裁判を行ったという筋書きを持つ。歴史家カッシウス・ディオの記述を下敷きに広まったとされ、後にダンテが『神曲』煉獄篇で言及したことで西欧で広く知られるようになった。皇帝と嘆願する寡婦の対峙という場面は、絵画や彫刻の題材としても繰り返し描かれてきた。
- 広まり方
- 古代の史書に記録が残り、ダンテの『神曲』を経て中世以降の絵画や彫刻の主題として広まった。
- 地域
- イタリア
- 年代
- 2世紀(ローマ帝国トラヤヌス帝の治世)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ