じょぜ・ど・てりゃーど
ジョゼ・ド・テリャード
José do Telhado (José Teixeira da Silva)
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 反乱に加わり軍を追われた末に山賊となった実在のポルトガル人、ジョゼ・テイシェイラ・ダ・シルヴァの通称。金持ちから奪って貧しい者に分け与えたという「ポルトガルのロビン・フッド」的な伝説が広まったが、具体的な善行を裏付ける記録は確認されていない。
- 細部
ジョゼ・テイシェイラ・ダ・シルヴァ(1818年ペナフィエル生まれ、1875年アンゴラ没)は軍人として1837年の王政復古クーデター未遂に加わったのち、1846年に勃発した農民反乱「マリア・ダ・フォンテの乱」では反乱側の指揮官の一人となり、軍功により勲章を受けた。しかし反乱側が敗れると滞納税を理由に軍を追放され、山賊「ジョゼ・ド・テリャード(屋根のジョゼ)」として北部ポルトガルで盗みを働くようになった。
1859年に逮捕されアンゴラへの終身流刑を宣告されたが、のちに15年の刑に減じられている。彼が「金持ちから奪って貧しい者に分け与えた」とする、いわゆるロビン・フッド的な逸話は、獄中で親交のあった作家カミロ・カステロ・ブランコらを通じて民衆の間で広く語られ、演劇・小説・映画(1929年、1945年、1949年に映画化)の題材にもなったが、そうした具体的な善行を裏付ける当時の記録は見つかっていない。
- 広まり方
- 実在の反乱軍人が山賊に身を落とした経歴が民衆の同情や関心を集め、口伝えの逸話が演劇・小説・映画といった大衆文化を通じて増幅されながらポルトガル全土に広まった。
- 地域
- ポルトガル
- 年代
- 近代(1818-1875年)
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ