ぐらーむる
グラームル
Glámr
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 農場の羊飼いだったが非業の死を遂げて怪物のような幽鬼となり、討ち取られる際に英雄グレティルへ生涯消えない呪いをかけたアイスランドの幽霊。
- 細部
- 『グレティルのサガ』に語られる話で、農夫ソルハルの元で働いていたスウェーデン出身の羊飼いグラームルが、ユールの断食を拒んだ末に雪の中で謎の死を遂げ、その後ドラウグとして周辺の家畜や人間を襲うようになったとされる。英雄グレティルがこの怪物と戦ってついに討ち取るが、グラームルは息絶える間際に、グレティルがこれから先ますます不運になり、決して今以上強くはなれず、暗闇を恐れるようになるという呪いの言葉を残し、その通りにグレティルは孤独な無法者として早世する運命をたどったと語られる。
- 広まり方
- 14世紀前半頃に成立したとされるサガ文学の一エピソードとして書き残され、後世のアイスランド文学研究や怪奇小説のドラウグ像の原型として繰り返し紹介されている。
- 地域
- アイスランド北部の農場(グレティルのサガの舞台)
- 年代
- 14世紀(サガの成立)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ