どんな・ちぇねりーな
ドンナ・チェネリーナ
Donna Cenerina
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 1573年に義弟の凶行に巻き込まれて落命した貴族夫人が、灰色の衣をまとった亡霊となって城内をさまよい、一族に死が迫ると現れて知らせるという言い伝え。
- 細部
パルマ近郊のソラーニャ城の領主メーリ・ルーピ家に伝わる話で、1548年にディオフェボ2世・メーリ・ルーピに嫁いだ侯爵夫人カッサンドラ・マリノーニが、妹ルクレツィアの夫で素行の荒かったジュリオ・アングイッソラの凶行に巻き込まれた事件に由来する。1573年6月、アングイッソラはクレモナの妹夫婦の家に押し入って妻ルクレツィアを殺害し、居合わせたカッサンドラにも傷を負わせ、カッサンドラは翌日ソラーニャで息を引き取ったとされる。
死に際に顔が灰のような色になったことから、その霊は死後「ドンナ・チェネリーナ(灰色夫人)」と呼ばれるようになり、一族に死が近づくとその前触れとして城内に姿を現すと語り継がれている。現在も城に暮らすメーリ・ルーピ家の子孫たちの間で、この言い伝えが受け継がれている。
- 広まり方
- メーリ・ルーピ家に伝わる家伝の言い伝えとして口頭で継承されてきたが、近年はイタリアの心霊・郷土史関連のメディアで紹介され広く知られるようになった。
- 地域
- イタリア・パルマ県ソラーニャ城
- 年代
- 近世(1573年)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ