ちんしゅじょう
陳守娘
Chén Shǒuniáng
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 夫を亡くした後、貞節を守ろうとして役人に売り渡されそうになりこれを拒んだために義母と小姑に虐待され命を落とした女性が怨霊となり、最後は観音菩薩の仲裁で台南孔子廟に祀られたという伝説。
- 細部
清の道光年間、台南府城で夫と死別した後も再婚を拒み貞節を守ろうとした陳守娘に、彼女を気に入った県衙門の役人が金を渡して姑と小姑を誘い、身売りを迫らせた。守娘がこれを拒んだところ、姑と小姑から暴行を受けて命を落としたと伝えられる(伝承によって細部は異なる)。死後、白い衣をまとった女性が夜な夜な店で買い物をするが翌朝には支払った銀が紙銭に変わっている、廟の提灯がひとりでに燃え上がるなど、府城の町を騒がせる怪異が相次いだとされる。
あまりの騒動に観音菩薩が仲裁に入ったことで鎮まり、その後「節婦」として台南孔子廟の節孝祠に位牌が祀られるようになったとされ、「欽褒節烈邑民人林壽妻陳守娘神位」と刻まれた位牌は現在も同廟に現存している。
- 広まり方
- 台南の町の噂として清代から語り継がれ、実在の位牌が今も祀られていることから台南を代表する女幽霊として観光ガイドや地元行政のツアー企画でも紹介されている。
- 地域
- 台湾・台南市
- 年代
- 清代(道光年間)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ