かいにゃぐ
カイニャグ
Caoineag
国外
人型の怪異
- どんな話か
- 滝や小川、湖のほとり、谷間や山腹で、姿を見せずに夜どおし泣き叫ぶ声。その泣き声は、氏族の者に迫る死や災厄を告げるとされた。
- 細部
- 名は「泣く者」の意で、スコットランド高地に伝わるバンシー系の一つ。氏族ごとに専属の嘆きの精がいるとされ、バン・ニーと違って近づいて問いかけることも願いを叶えさせることもできない、声だけの存在として語られる。1692年のグレンコーの虐殺の前夜、マクドナルド氏族のカイニャグが夜ごと泣き続け、それに怯えて谷を去った者だけが助かったという逸話が有名だが、後年の言い伝えであって史実として裏づけられたものではない。
- 広まり方
- 氏族ごとの口承として伝わり、グレンコーの虐殺の逸話と結びついて広く知られるようになった。
- 地域
- スコットランド高地(グレンコーほか)
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ