おおまちのいけぬしのぜんわんかし
大町の池主の膳椀貸し
国内
場所・異界
- どんな話か
- 西山の麓の大池は、必要な数を書いた紙を流すと翌朝きちんと膳椀を貸してくれたと伝わる。
- 細部
- 西山の麓には昔大きな池があり、主が棲んでいたという。村で寄り合いや祝い事があって膳や椀が足りなくなると、必要な数を紙に書きつけて池へ流す。すると翌朝には池のほとりに数どおりの膳椀がきちんと並べて置かれていた。返す際にはどぶろくを池へ投げ入れて礼とするのが決まりだったという。人と池の主とのあいだに貸し借りの作法が成り立っていたことを示す、椀貸し伝説の一例である。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の伝説、水の伝説のうち池の伝説の項に採録されている。
- 地域
- 長野県大町市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ