じょうもんとんねるのひとばしらでんせつ
常紋トンネルの人柱伝説
国内
場所・異界
- どんな話か
- タコ部屋労働で建設された石北本線の常紋トンネルで、命令に背いた労働者が人柱として壁に埋められたと伝わり、後の改修工事で実際に人骨が発見された。
- 細部
常紋トンネルは1914年(大正3年)に開通した石北本線のトンネルで、建設には本州などから集められた労働者が過酷な「タコ部屋」労働に従事させられ、わずかな食事と重労働により工事完了までに100人を超える死者を出したとされる。監督の指示に従わなかった労働者が暴行の末に落命し、見せしめとしてトンネル内に人柱が立てられたという話が言い伝えられていたが、1968年の十勝沖地震による壁面損傷の改修工事中の1970年、レンガ壁の奥の玉砂利の中から頭部に損傷のある人骨が発見され、人柱伝説が事実に基づくものであったことが裏付けられた。
その後の発掘調査でさらに10体の遺体が発見され、1980年に「常紋トンネル工事殉難者追悼碑」が建立されている。現在もトンネル付近では、亡くなった労働者の霊とされる人影や声が出るという噂が語り継がれている。
- 広まり方
- 過酷な労働史が地元で語り継がれ、1970年の人骨発見が報じられたことで伝説の信憑性が広く知られるようになり、心霊スポット紹介サイトや旅行記でも繰り返し取り上げられている。
- 地域
- 北海道紋別郡遠軽町・北見市(常紋峠・常紋トンネル)
- 年代
- 大正
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ