ぜんわんふち
膳椀淵
国内
場所・異界
- どんな話か
- 一ノ釜は膳貸淵とも呼ばれ、頼めば膳椀が浮いてきて貸してくれたが、数を欠いて返した者がいて以来貸さなくなったという。
- 細部
- 笛吹川にある一ノ釜は、別名を膳貸淵ともいう。人が大勢集まる用事があって膳椀が足りないときには、何人前貸してほしいと淵に向かって願い出ると、滝壺の中からその数だけ膳椀が浮かび上がってきて貸してもらえたという。使い終えたあとは感謝の供物を添えて淵に投げ入れて返すのが決まりだった。ところがあるとき、借りた数をきちんとそろえずに返した者があり、それ以来この淵は膳椀を貸してくれなくなったと伝えられている。
- 広まり方
- 1961年の甲斐路『甲州の伝説1 笛吹川』(竹川義德)に記録がある。
- 地域
- 山梨県山梨市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ