とざきむらさへえのぜんぜがたり
戸崎村佐兵衛の前世語り
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 戸崎村の百姓の子・佐兵衛は5歳の時、自分は相模国矢部村の六右衛門の息子で7歳の時に馬に踏まれて死んだと語り、後に確かめると事実と一致したと伝わる。
- 細部
- 上総国望陀郡戸崎村の百姓の子、佐兵衛は、五歳のとき、自分は相模国矢部村の六右衛門の息子で、七歳の時に馬に踏まれて死んだ前の生を語った。その後、矢部村の近くを訪れた者が六右衛門の話を知り、馬に踏まれて死んだことまで一致したと伝わる。幼い子供が、遠く離れた別の家の子として死んだ経緯を具体的に述べ、それが現地の出来事と符合した点に、単なる作り話ではないという説得力を持たせた転生譚である。「日本随筆大成第二期」1974年所収の「梅翁随筆」(著者未詳)に記録されている。
- 広まり方
- 著者未詳『梅翁随筆』にみえる話で、『日本随筆大成第二期』(1974年)に収録されて伝わる。
- 地域
- 千葉県君津市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ