ぜんこうじ
善光寺
国内
場所・異界
- どんな話か
- 善光寺に参ると既に死んでいた知人に会うといい、米の量をごまかした罰で天秤を担がされた米屋主人にも出会ったという。
- 細部
- 善光寺に参詣したある人が、近所に住む顔見知りに出会ったのだが、実はその人物はすでにその時分に亡くなっていたのだとあとから判明したという話が伝わっている。また別のある人が同じように善光寺に参ったところ、隣村の米屋の主人と出くわした。その主人は天秤に分銅と斗升をぶら下げたような奇妙な恰好をしており、米の量をごまかした罰としてそれを背負わされているのだと語った。ところがこの米屋の主人もまた、すでに亡くなっていた人物だったのだという。参詣先で思いがけず死者と行き会ってしまうという、善光寺参りにまつわる不思議な話である。
- 広まり方
- 『四国民俗』1985年掲載、水野一典「死に誘われる話―香川県綾上町の聞書から―」に収められている。
- 地域
- 香川県綾川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ