ぜんき・ごき
前鬼・後鬼
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 修験道の開祖・役小角に従ったとされる一対の鬼夫婦。前鬼は男鬼、後鬼は女鬼として仕えたと伝わる。
- 細部
- 人を襲っていた鬼の夫婦、前鬼・後鬼が役小角に調伏され、以後は忠実な従者として仕えたという。前鬼は男鬼で赤い体と鉄斧を備え、陽を表し、後鬼は女鬼で青または青緑の体に水瓶と種子を携え、陰を表す姿で描かれる。二人の子孫が大峯山の宿坊「前鬼」を開いたとされ、修験道の霊山信仰と結びついた伝承として今日まで伝わる。五人の子は「五鬼」と呼ばれ、現在の奈良県下北山村で宿坊を営んだ。子孫は五鬼継・五鬼熊などの姓を名乗ったが、1872年の修験道禁止令後、多くの家が営みを終えた。
- 広まり方
- 修験道の開山伝説として大峯山周辺で語り継がれ、地名や宿坊名にも名を残している。
- 地域
- 奈良県(大峯山周辺)
- 年代
- 飛鳥時代(伝承)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ