ぜんだな
膳棚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 人寄せで膳椀が不足したとき神へ願うと、翌日その数だけ見晴らしのよい場所に揃えられていたという。
- 細部
- 家に大勢が集まる折、手持ちの膳や椀ではまかない切れないことがあった。そんなときは入り用の数を神に申し上げて願うのである。すると翌日には、見晴らしのきく場所にちょうどその数の膳椀が用意されていたという。この場所を人々は膳棚と呼んだ。同種の膳椀貸しの話は池や神社を舞台にも語られるが、ここでは山中の見晴らし台のような地形そのものが名を得ている点が特徴で、地名の由来譚としても機能している。
- 広まり方
- 1990年刊『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承、山の伝説の項に収められている。
- 地域
- 長野県松本市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ