きせるやのむすめにおりたゆうてんしょうにんのれい
煙管屋の娘に降りた祐天上人の霊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 読み書きのできない煙管屋の娘に高僧の霊がのりうつり、名号を書いたという話。
- 細部
- 大伝馬町の煙管屋には、文字の読み書きができない娘がいた。娘には祐天上人の霊が乗り移り、本人に代わって達者な筆で「南無阿弥陀仏」の六字名号を書き上げた。祐天は江戸中期の浄土宗の高僧で、増上寺第36世をつとめ、名号を多くの人に授けた人物である。その名号には亡魂済度や火難・水難除け、安産などの利益が信じられていた。読み書きのできない女性を通して高僧の名号が記された話として、中央区の記録にあたり、『半日閑話』(大田南畝)を収める『日本随筆大成第1期』(1975年)に記録されている。
- 広まり方
- 『日本随筆大成』第一期所収の大田南畝『半日閑話』に記される。
- 地域
- 東京都中央区
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ